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広島城
広島城は天正17年(1589)、中国地方の大半を領有していた毛利輝元によって水陸交通の便のよいこの地に築城が開始されました。この時、石垣や堀、天守閣等の建物、城下町を含む大規模な工事が行われました。
毛利氏は関ヶ原合戦の後移封されますが、江戸時代には福島正則、浅野長晟以下浅野氏12代の居城となりました。
明治時代以降も天守閣やいくつかの建物は残されましたが、原爆によりすべての建物が全壊しました。天守閣は昭和33年(1958)に再建され、資料や模型等で広島の歴史を紹介する博物館となっており、年間6本程度の企画展や、様々な普及事業を行っています。また、平成6年(1994)までに二の丸の建物が木造で再建されるともに、城跡内には江戸時代以前の石垣及び内堀が残り、史跡に指定されています。