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旧陸軍桟橋跡
明治22年に築港された宇品港は、日清・日露戦争を契機に,昭和20年まで主に旧陸軍の軍用港として利用されてきました。その中心的役割を果たしたのが、明治35年に軍用桟橋として建設された六管桟橋です。
この桟橋は、戦争中は多くの兵士を送り出した一方、多数の遺骨の無言の帰国を迎え,広島の歴史を見守ってきた貴重な証言者です。また当時の築港の痕跡を残す唯一の施設であり、歴史的、建築的にも高い価値があります。
戦後は、海上保安庁の船舶の係留に利用されてきましたが、1万トンバースの増設に伴い、護岸としてのその姿を残しています。
宇品港の名称が改められて広島港と呼ばれるようになってからも、ずっとその歴史を刻んでいます。
Information
旧陸軍桟橋跡
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- 住 所
- 広島市南区宇品海岸1丁目13
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- アクセス
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