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広島貯金支局
広島貯金支局は、1937年(昭和12年)に鉄筋コンクリート造地上4階、地下1階建ての建物として完成しました。
1945年(昭和20)、原爆の強烈な爆風のため鉄筋4階建庁舎の窓ガラスはもちろん、書棚や机、椅子が吹き飛び職員の多くが死傷しました。
庁舎周辺は猛火に包まれた建物に踏みとどまった30数人の職員の消火活動で焼失はまぬがれました。
地下室は比較的損傷が少なく、多くの負傷者の避難場所となりました。
この建物は、被爆後も修繕を重ねながら広島地方貯金局として使用されましたが、新庁舎の完成により移転したため、1988年(昭和63年)にその使命を終え、解体されました。
その際に屋上などに敷かれていたタイルを切り取り、中国郵政局の構内にモニュメントとして保存されています。
Information
広島貯金支局
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- 住 所
- 広島市中区千田町1丁目15
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- アクセス
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- 爆心地からの距離
- 1610m
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- MAP