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広島逓信病院旧外来棟
1935年(昭和10年)に建築家山田守氏の設計で建てられた鉄筋コンクリートの旧広島逓信局関係の付属病院の建物で、窓を大きく開けた解放感が特徴的なデザインです。
1945年(昭和20年)8月6日原爆投下時に、爆風がこれらの窓を吹き飛ばしましたが倒壊は免れました。医師や看護婦にも死者や負傷者が出る中、すぐさま被爆者の応急処置を行った様子などが写真で紹介されており、爆風で曲がってしまった窓枠など、当時のつめ後をとどめた建物は、平和のあり方を考える物的な記憶として大切に保存されています。